2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

意識して隠そうとしても   

きょうはフランスの画家 マリー・ローランサンの誕生日だ。1883年生誕〜1956年逝去(73歳)。 よく知られている淡い色彩の夢見るよな乙女像は、パステルを巧みに配し詩情豊かに描かれていて、見ただけでローランサンとわかる個性には独創性と魅力…

背中を見る   

きょうは翻訳詩人 上田敏(びん)の誕生日だ。1874年生誕〜1916年逝去(41歳)。 日本近代詩の発展段階では多くの詩人が海外の詩から様々な影響を受けているが、その中でも上田敏は天才的な語学力と表現力を駆使し、英・独・仏・伊の詩を翻訳して…

読み取らなくては   

きょうはイギリスの天文学者 エドモンド・ハレーの誕生日だ。1656年生誕〜1742年逝去(86歳)。 彼はすい星が周期性を持つことを発見し1758年にすい星が出現することを予言した。この予言は彼の死後実証されハレー彗星と名づけられた。また彼…

人と設備のバランス   

きょうは「料理人の王様」といわれた偉大な料理人 オーギュスト・エスコフィエの誕生日だ。1846年生誕〜1935年逝去(89歳)。 何千もの創作料理をあみだし料理を芸術の域にまで高めるとともに、フランス料理の近代化への道を開き、「世界中の料理…

作業する側の立場   

きょうはイギリスの探検家 ジェームス・クック(キャプテン・クック)の誕生日だ。1728年生誕〜1779年逝去(50歳)。 彼は約10年間キャプテンとして3回の航海を行い、タヒチ・ニュージーランド・オーストラリア・南極圏・西南太平洋諸島・ハワ…

見切りをつける   

きょうは大阪を愛した作家 織田作之助の誕生日だ。1913年生誕〜1947年逝去(33歳)。 スタンダールに影響を受け小説家を志望し井原西鶴を師と仰いで精力的に作品を書き続けたようだ。西鶴の再来といわれ、また東の太宰、西のおださくとも言われた…

正しく確実に伝わる   

きょうは雑誌「暮らしの手帳」を創刊した 花森安治の誕生日だ。1911年生誕〜1978年逝去(66歳)。 彼は戦後の日本でひときわ異彩をはなった雑誌「暮らしの手帳」の伝説の鬼編集長として大活躍した。広告は一切掲載せず、徹底した商品テストを繰返…

倍率を変えてみる   

きょうはオランダの博物学者 アントニー・レーウェンフックの誕生日だ。1632年生誕〜1723年逝去(91歳)。 手製の単眼レンズ式顕微鏡で湖のヘドロを観察していて、びっくりするような新しい世界を発見した。彼は顕微鏡を作ることとそれで観察する…

生死に直面した判断   

きょうは世界初の全身麻酔薬を作った外科医 華岡青洲の誕生日だ。1760年生誕〜1835年逝去(75歳)。 麻酔の無かった時代の外科手術は激しい痛みに耐え切れず死に至ることも多く、彼は曼陀羅華(まんだらけ)の花から麻酔薬を作ろうとした。実用に…

自分の目で確かめる   

きょうはハンガリーの報道写真家 ロバート・キャパの誕生日だ。1913年生誕〜1954年逝去(40歳)。 報道カメラマンとしてスペイン内乱に参加し、そこで写した「崩れ落ちる兵士」で報道写真家としての彼の名は全世界に知られるようになった。続いて…

改革案の小さなひらめき   

きょうは江戸幕府の第八代将軍 徳川吉宗の誕生日だ。1684年生誕〜1751年逝去(66歳)。 紀州藩主の4男だが、将軍家の血筋が途絶えた後を受け、選ばれて将軍に就任したツイテル人だ。数字にめっぽう強く、身長180cmの暴れん坊将軍だったよう…

何とも表現しがたいもの   

きょうはフランスの詩人 アルチュール・ランボーの誕生日だ。1854年生誕〜1891年逝去(37歳)。 早熟の天才詩人として16歳から19歳にかけて作品を残している。彼は青春のやるせない感情をそのまま詩として書きなぐっている。詩としては識者か…

気味が悪い  

きょうはフランスの発明家 オーギュスト・リュミエールの誕生日だ。1862年生誕〜1954年逝去(91歳)。 映写機の発明で有名なリュミエール兄弟の兄。父親は写真館をしていたが、リュミエール兄弟は父親と一緒になって写真を映写する装置から発展さ…

効果は何倍にも増加   

きょうはフランスの哲学者 アンリ・ベルクソンの誕生日だ。1859年生誕〜1941年逝去(81歳)。 ベルクソンの哲学は「生の哲学」といわれ、著作においても言葉をとても大切にしていて文章は明快かつ美しく、ノーベル文学賞も受賞している。 具体的な…

組み合わせに過ぎない   

きょうはロシア生まれでドイツの物理学者 グスタフ・ロバート・キルヒホッフの命日だ。1824年生誕〜1887年逝去(63歳)。 オームの法則を一般化した「キルヒホッフの法則」は有名。また分光分析がさまざまな元素の発見の手段となるとの推論から、…

どの場合も最終的には    

きょうはアメリカの辞書編集者 ノア・ウェブスターの誕生日だ。1758年生誕〜1843年逝去(85歳)。 辞書の編纂で知られるが教育者、法律家、ジャーナリストでもあり、実は米国最初の伝染病学者だそうだ。 1828年に刊行した当時最大7万項目の「…

人の心も見える      

きょうはイタリアの物理学者 エヴァンゲリスタ・トリチェリの誕生日だ。1608年生誕〜1647年逝去(39歳)。 「ポンプはなぜ9メートル以上には水をくみあげることができないか」いう課題に対し、水がくみ上げられる高さは空気の重さによるのではな…

繰り返すこと       

きょうはアメリカの物理学者というより品質管理の権威としても知られる ウイリアム・エドワード・デミングの誕生日だ。1900年生誕〜1993年逝去(93歳)。 戦後の廃虚の中、日本の産業の復興のために指導にやって来たのがほとんど知られていない大…

反論しないのがフツー    

きょうはドイツの病理学者 ルドルフ・ウィルヒョーの誕生日だ。1821年生誕〜1902年逝去(80歳)。 「すべての病気は細胞の変調である」という考え方は現代の医療に貢献しているようだ。しかし「傷が化膿するのは傷が治るために必要な現象である」…

見向きもしない      

きょうは蘭学者というより「イモ先生」 青木昆陽の命日だ。1698年生誕〜1769年逝去(71歳)。 やせた土地でも甘藷(サツマイモ)が栽培できることを証明し「芋神さま」として有名である。その栽培技術は全国に普及し、たび重なる飢饉のときも多く…

偉大さに安らぎ      

きょうはフランスの昆虫学者 ジャン・アンリ・ファーブルの命日だ。1823年生誕〜1915年逝去(92歳)。 ファーブルは小さい頃から家が貧しく両親と離れて暮らす生活を余儀なくされている。そんな中で自然を相手に昆虫を観察している時が彼に安らぎ…

究極の目的        

きょうはノルウェーの冒険家であり学者、政治家でもある フリチョフ・ナンセンの誕生日だ。1861年生誕〜1930年逝去(69歳)。 グリーンランドのスキー横断や流氷に乗って北極点到達のトライなど冒険家として有名であり、また3800mの深海の存…

危険物であっても     

きょうはドイツの物理学者 マックス・フォン・ラウエの誕生日だ。1879年生誕〜1960年逝去(81歳)。 X線回折による結晶の微細構造の研究により、1914年ノーベル物理学賞を受賞した。 今から百年前にX線の被爆に関してどの程度のレベルであっ…

自分を仕向ける        

きょうはオートバイの名チューナー ポップ吉村(吉村秀雄)の誕生日だ。1922年生誕〜1995年逝去(73歳)。 1978年の鈴鹿8耐で大本命のホンダをくだすという快挙を成し遂げた。彼の一生は波乱に満ちたものであり、NHKのプロジェクトXでも…

考えられない組み合わせ  

きょうはデンマークの物理学者 ニールス・ヘンリック・ダビッド・ボーアの誕生日だ。1885年生誕〜1962年逝去(77歳)。 原子の構造についての研究で有名で、「原子模型理論」「元素の周期律理論」などにより理論物理学の育ての親といわれ、192…

 むらさきの花

花びらがベルベットのように肌触りがいい。上記内容とは無関係。

冒険心と夢          

きょうはノルウェーの人類学者であり海洋探検家である トール・ヘイエルダールの誕生日だ。1914年生誕〜2002年逝去(87歳)。 1937年、太平洋上ポリネシアにあるマルケサス諸島の石像と南米ペルーの石像が似ていることから、この島の住民は7…

一番知識を得た人      

きょうはフランスの哲学者であり文学者である ドゥニ・ディドロの誕生日だ。1713年生誕〜1784年逝去(71歳)。 「百科全書」の編集責任者として、いろんな障害を克服し多くの人の支援を得てこれを完成させた。この「百科全書」の完成により「知識…

 名前のわからない花

散歩中にみつけた。 もしミレーが見たなら絵にしようと思うだろうか。

スピーディに攻める     

きょうはフランスの画家 ジャン・フランソワ・ミレーの誕生日だ。1814年生誕〜1875年逝去(60歳)。 「落穂拾い」など働く農民を描き続けた画家として有名だが、生涯貧しい生活をしており、絶賛され不動の地位を得るようになったのは彼が亡くなっ…