反論しないのがフツー    

裸の王様

きょうはドイツの病理学者 ルドルフ・ウィルヒョーの誕生日だ。1821年生誕〜1902年逝去(80歳)。
「すべての病気は細胞の変調である」という考え方は現代の医療に貢献しているようだ。しかし「傷が化膿するのは傷が治るために必要な現象である」という考え方も唱えていて、当時の人は化膿せずに傷が治ることは考えなかったようだ。信じられないことだが、当時の大学者の発言に対し誰も反論できなかった。
このようなことはよくあることで、会社では上司の言うことを鵜呑みにしたりおかしいと思っても反論しないのがフツーかもしれない。しかしこれにより会社が大きな間違いを犯し、場合によれば命取りになってしまうこともある。
上司に対しむやみに反論するのも問題だが鵜呑みにするのも無責任であり、上司からすれば部下の意見に耳を傾ける度量が必要である。またそうした社風をこつこつと築いていくことが大切である。