正しく確実に伝わる   

pract2004-10-25

きょうは雑誌「暮らしの手帳」を創刊した 花森安治の誕生日だ。1911年生誕〜1978年逝去(66歳)。
彼は戦後の日本でひときわ異彩をはなった雑誌「暮らしの手帳」の伝説の鬼編集長として大活躍した。広告は一切掲載せず、徹底した商品テストを繰返し、良いモノは良い悪いものは悪いとして消費者の立場で書き続けた。この記事は電気器具を中心とする工業製品の大きな推進力になった。
雑誌にしろ新聞にしろ広告主の意向は入れざるを得ないわけで、読者はそれを承知のうえで読むようにしたいものだ。一般の本のように広告の無い場合でも著者はそれなりの意向を持って書いているわけだから、読者は著者の意図をよく考えて内容を理解しようと心がけるのがいいだろう。
ビジネス文書においては、発信者の思いが伝えようとしている人に正しく確実に伝わることを考えて書くようにしたい。当然のことながらウソやごまかしは避けるべきであり、それは社内であっても社外であっても同様である。
花森安治の本  一戔五厘の旗
関連する本  花森安治の仕事 (朝日文庫) (酒井寛 著)