偉大さに安らぎ      

おらぁカマキリだぁ

きょうはフランスの昆虫学者 ジャン・アンリ・ファーブルの命日だ。1823年生誕〜1915年逝去(92歳)。
ファーブルは小さい頃から家が貧しく両親と離れて暮らす生活を余儀なくされている。そんな中で自然を相手に昆虫を観察している時が彼に安らぎを与えてくれる時間だったようだ。
昆虫が好きだった我が子を失い、子どもにもよくわかる「昆虫記」を書き始めたが11巻目の途中で亡くなった。その昆虫記は世界初の子ども科学書として有名であるがファーブルの子どもに対する愛情と昆虫に対する愛情で満ち溢れている。
人間関係では誰でも悩むところだが昆虫という観察対象を見つけたことが彼を落ち着かせ成長させているようだ。
現代はストレスが多く人間関係を思い悩みそれに負けて精神的な障害を持つ人も多いが、自然を相手にした趣味を持つとか研究をするとその偉大さに安らぎを見出すことも多いようである。
ファーブルのことば 「昆虫という、もっとも小さいものの中に、最大の驚きがかくされている」
ファーブルの昆虫記 (上) (岩波少年文庫 (513))
ファーブルの昆虫記 (下) (岩波少年文庫 (514))