究極の目的        

きょうはノルウェーの冒険家であり学者、政治家でもある フリチョフ・ナンセンの誕生日だ。1861年生誕〜1930年逝去(69歳)。
グリーンランドのスキー横断や流氷に乗って北極点到達のトライなど冒険家として有名であり、また3800mの深海の存在や深層温水層の存在など学者としての研究もある。何よりその誠実さ、ひたむきさによる強いリーダーシップにより戦争捕虜の解放や難民問題の解決、軍縮など政治家として手腕を発揮した「北欧の英雄」である。
冒険家というのは自分自身の満足のためという気持ちが大きいと思われるが、それによって得た不屈の闘志を学術とか人類愛のために捧げるというのが本当の冒険家のような気がする。
ビジネスにおいても手段やプロセスはいろんなことが考えられるが、究極の目的は人の幸福のためでありたいものだ。
ナンセンのことば 「なさねばならぬ事柄をなすべき道は常にある」
極北―フラム号北極漂流記 (中公文庫―BIBLIO)