改革案の小さなひらめき   

きょうは江戸幕府の第八代将軍 徳川吉宗の誕生日だ。1684年生誕〜1751年逝去(66歳)。
紀州藩主の4男だが、将軍家の血筋が途絶えた後を受け、選ばれて将軍に就任したツイテル人だ。数字にめっぽう強く、身長180cmの暴れん坊将軍だったようだが、自ら率先して質素倹約に努め享保の改革を行い幕府を立て直した。
企業においては改革とか革新とかがしきりに叫ばれているが、いきなりそんなことができるわけがない。やはり基本は細かい改善をこつこつとやっているうちに、ある日ふっと、改革案がぼんやりと浮かんでくるものだ。
そのような思いつきは改善をやっている人なら誰にでもあることだが、重要なことはふっと浮かんだ改革案の小さなひらめきを敏感に察知し、それを具体的にデザインし大きく育てることだ。
徳川吉宗の本  徳川吉宗と江戸の改革 (講談社学術文庫)